ロシアは2027年に極東から中国へのガス輸出を開始する

[モスクワ 28日 ロイター] - ロシアのガスプロムは、2027年に年間100億立方メートル(bcm)の中国へのパイプライン・ガス輸出を開始すると、同社ボスのアレクセイ・ミラー氏が金曜日の年次株主総会で述べた。
同氏はまた、2019年末に稼働を開始した中国へのパワー・オブ・シベリア・パイプラインは、2025年には計画容量である年間38bcmに達すると述べた。

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ガスプロムは中国へのガス輸出を拡大しようとしており、かつてガス販売収入の約3分の2を稼いでいた欧州へのガス輸出がロシアのウクライナ紛争を受けて破綻して以降、その取り組みが緊急性を増している。
ロシアがウクライナに軍隊を派兵する数日前の2022年2月、中国政府はロシアの極東の島サハリンからガスを購入することに同意し、そのガスは新しいパイプラインを通じて日本海を越えて中国の黒竜江省に輸送されることになっている。
ロシアはまた、ロシア北部のヤマル地域からモンゴルを経由して中国まで年間500億立方メートルの天然ガスを運ぶパワー・オブ・シベリア2パイプラインの建設についても何年も協議している。これは、2022年に爆発で被害を受けた現在は休止中のノルド・ストリーム1パイプラインがバルト海の下を輸送していた量にほぼ匹敵する。
交渉は、主にガス価格に関する多くの問題で意見の相違があるため、まだ妥結していない。

(ウラジミール・ソルダトキンによる報告、ジェイソン・ニーリーとエメリア・シトール・マタライズによる編集)
オリジナル記事からのニュースです:NATURAL GAS WORLD


投稿日時: 2024 年 7 月 9 日